相続のよくある質問

質問相続時に申請すると受取れるものがあるって本当ですか

相続が発生すると、申請することで受取れるものがあるというのを聞きました。
どういうものがどれくらいあるものなのでしょうか。

答え相続発生前後から約2年以内に申請すれば、受け取れるものがあるかもしれません

相続の手続きには、様々なものがありますね。
期限が決められていて、それまでに行わないとペナルティなどがかかってしまう手続き(相続税申告など)や放っておくと後にトラブルになってしまう手続き(検認、相続放棄、相続登記など)等。。。。
これらの手続きは、基本的に費用がかかるものですが、手続きを行うことで、お金が受け取れるものも実はあるのです。
皆さんが当てはまるわけでは無いかもしれませんが、下記に列挙してみましたので、条件に当てはまるものがないか、確認してみてください。

(1)国民健康保険又は健康保険組合加入者の葬祭費又は埋葬料(費)

被相続人が国民健康保険に加入していた場合、亡くなってから2年以内に市区町村の国民健康保険の窓口で申請をすると『葬祭費』として数万円が受け取れます。

また、被相続人が会社などの健康保険組合に加入していた場合、亡くなってから2年以内に健康保険組合に申請をすると、葬儀や埋葬の補助として『埋葬料(費)』5万円が受け取れます。

葬祭費の金額は各自治体によって異なりますので直接ご確認ください。

(2)高額医療費の超過額

被相続人が最後に入院をされていた等、医療費が高額になってしまった場合、医療費の支払いから2年以内に申請して認定証を交付してもらえば、年齢や所得に応じて自己負担限度額を超えた分が払い戻されます。

例えば、70歳未満で年収370万円~770万円の方が、窓口で30万円の医療費(※)を支払った場合、高額医療限度額が87,430円ですので、212,570円戻ってきます。
※入院時の食事代や差額ベッド代等は含みません。

詳しくは、加入していた公的医療保険機関にご確認ください。

(3)クレジットカードの保険金

被相続人がクレジットカードを所持していた場合、契約時に保険をつけている場合があります。その場合には、いくらか戻ってくることもありますので、カード会社にご確認ください。こちらは、あったとしても数千円ぐらいのようです。